みなさんこんにちは。節約しながらフィリピン移住を計画中のじゅんここです。
今回はAB証券開設後、フルスクリーンモードのカスタマイズについて勉強と記録を兼ねて載せていきます。
この記事のオススメな人
- 移動平均線について知りたい
- 移動平均線を知り株取引の知識として活用したい
- AB証券のフルスクリーンモードについてもっと知りたい
このような方にオススメですので、最後までご覧いただけると幸いです。
AB証券のトップページにあるPSEiについても説明していますので、ご興味のある方はコチラもご覧ください。
それではフルスクリーンモードと移動平均線を知って活用できるようにしていきましょう!
稼げる人のチャートを真似てみよう
株の取引をしていると、参考書や教科書的なもの、セミナーや株のトレーダーが見ているチャートが、下の図のようになっているのを見ませんか?
このようなチャートが自分も表示できたら「なんだか株取引ができる人!」って感じがして憧れますよね〜。
この中でローソク足の間を通っている線を移動平均線と言うのですが、移動平均線の意味と表示方法についてお伝えしていきます。
移動平均線とは?
移動平均線とは「一定期間の終値の平均値を線で結んだもの」を言います。
現在の株の動きやトレンド分析、株取引の判断材料・参考として役立ちます。
移動平均線は短期・中期・長期で設定するとよいそうです。
短期・中期・長期での設定
短期・中期・長期の設定は、著書やサイトによって違いがありますね。
主な範囲はこのような感じになります。
短期 | 中期 | 長期 | |
日足チャート | 5日 | 20日〜75日 | 100日〜300日 |
週足チャート | 12週〜13週 | 25〜27週 | 50週〜54週 |
月足チャート | 12ヶ月 |
さっそく設定してみましょう!
フルスクリーンモードを開く
移動平均線を設定するには、フルスクリーンモードを開く必要があります。
AB証券のパソコン版で説明していきます。よろしくお願いします。
AB証券ログイン後のトップページで、タブのチャートからリアルタイムチャートをクリックします。
チャートメニュに移動したらフルスクリーンモードをクリックします。
下の図のようなフルスクリーンモードが開けましたか?
初期設定はPSEiのチャートとRSIが開けているかと思います。
ここまで問題なければ日数ごとの移動平均線の設定をしていきましょう!
移動平均線を設定しよう
フルスクリーンモードの【Indicators】をクリックします。
indicatorsを開くと、何やらゴチャゴチャと箇条書きに文字が出てきたと思います。
Indicatorsの中から【Moving Average】を選びましょう。
検索枠に Moving Average をコピペすると早く検索できますよ。
表示はABC順になっているのでスクロールでも探し出せます。
Moving Averageをクリックすると、フルスクリーンのチャートに青い線が1本追加されましたね。
これが移動平均線(Moving Average:略してMA)です。初期設定は9日になっているので、5日に直して短期の5日設定をしていきましょう。
短期ー5日設定ー
チャート左上に銘柄の正式名称やゴチャゴチャと文字や数字が並んでいますね。
そこにMA(Moving Averageの略)と書いているところが見えるでしょうか?
MA(9,close,0)の横にある歯車マークをクリックします。
すると下記の表示が出てきます。
Length(期間)を5に変更すると、表と同じになります。
チャートの線も5日の移動平均線に変わりますのでご確認ください。
その流れで50日、100日、300日も設定していきましょう。
中長期ー50・100・300日の設定ー
もう一度、IndicatorsからMoving Averageを3個分なので、3回クリックしましょう。
1つのMAごとに、5日の設定と同様に、歯車マークをクリックしてLengthを50、100、300と設定していきましょう。
20日は【Bollinger Bands】と設定が重複するため、あえて設定せずBollinger Bandsを表示しましょう。300日も移動平均線を表示しても良いと思います。
設定が終わるとそれぞれの線が表れているはずです。ご確認ください。
線の色は、初期設定で任意の【色】になっています。
好きな色に変える場合は歯車マークをクリックした後の【Style】をクリックします。下記のような表示が出ます。
Plotの色をクリックすると、別な色に変更できます。カラーセレクトのとなりは線の太さを変えられます。
設定時の他の項目について解説
Lengthを設定する時に【Source】【offset】というのが出てきましたね。
Sourceについて
Sourceを開くと、open、high、low、close、hl2、hlc3、ohlc4を選べるようになっています。
- open:始値
- high:高値
- low:安値
- close:終値
- hl2:(高値×安値)÷2
- hlc3:(高値×安値×終値)÷3
- ohlc4:(始値×高値×安値×終値)÷4
ほとんどの移動平均は終値に基づいているらしいので、デフォルト設定になっている【close】のままにしておきましょう。
補足:5日間の単純移動平均は終値の5日間の合計を5で割った値でで、新しいデータが使えるようになると古いデータが消されていきます。平均は時間軸に沿って移動していく動きを見せます。これが今回設定した移動平均線になります。
offsetについて
offsetは、+(プラス)またはー(マイナス)の数値を入れることで、移動平均線より前後の株価の流れを表してくれます。これは先行移動平均線(DMA)と言われています。
offsetをうまく活用すると、勝ち筋が見やすくなるという利点があるようです。(私はまだ活用し切れていません)
offsetは加重移動平均線(WMA)や指数平滑移動平均線(EMA)の理解を深めていくと、より効果を発揮できるそうです。(これが理解できる頃にはプロのトレーダーになっているのかなと思います)
ここで移動平均線について、まとまった説明を載せておきます。ただ、表現をマイルドにまだできていないので難しい表現です。参考程度に見ておいてください。
名称 | 説明 |
単純移動平均線 (MA or SMA) | 5日や20日など一定期間の終値の平均値を算出して作られる移動平均線 一定期間を対象にして算術平均で算出します。過去の価格トレンドを追随する分析法で、市場の動きに後れをとりますが、大きなトレンドの動きを教えてくれます。 |
加重移動平均線 (WMA) | 単純移動平均線よりも、直近の株価にウェイトをかけて計算して作られる移動平均線 価格の重みを過去に向けて順次小さくするので、緩やかに上昇・下降する時は威力を発揮します。しかし、乱高下や保ち合い局面では利用価値が劣ります。 |
指数平滑移動平均線 (EMA) | 直近の株価を2倍にして計算して作られる移動平均線 累積加重平均で、直近の価格にウェートをつけます。単純移動平均線、加重移動平均線より、市場の変化をより早く表すチャートといわれます。高値ゾーンでEMAが上昇から下降へ反転したら売り信号、安値ゾーンでEMAが下降から上昇に転じたら買い信号となります。 |
なにはともあれ、最も重要なのは「単純移動平均線」です。
フィリピン株でも単純移動平均線を多くのトレーダーが見ていると考えられるので、単純移動平均線が、テクニカル分析をする上で最も参考になる情報であることに間違いはないでしょう。
移動平均線の活用
移動平均線の表示できたところで、次は活用できるように知識を共有しましょう。
移動平均線の見方としておさえておきたいことがコチラです。
活用①:移動平均線の向きの判断
- 移動平均線が上向きなら上昇トレンド
- 横ばいなら方向感のないため静観
- 下向きなら下降レンド
活用②:移動平均線よりローソク足が上か下かで判断
- 価格が移動平均線の上側にあれば強い相場
- 下側にあれば弱い相場
活用③:ゴールデンクロスとデットクロス
移動平均線は、2~3本を組み合わせ使用することが多く、売買シグナルとして非常に有名なものに、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。
ゴールデンクロス
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けること。直近の価格傾向が上向きに転じたとみられるため買いサインとされます。
デッドクロス
ゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けること。直近の価格傾向が下向きに転じたとみられるため、売りサインとされる。
活用④:パーフェクトオーダー
パーフェクトオーダーとは短期・中期・長期3本の移動平均線が全て上向きまたは下向きになることを言います。
活用⑤:オーバーシュート
オーバーシュートは価格が予想以上動いてしまい、過剰の値動きが起きる時に現れます。
短期移動平均線と長期移動平均線との乖離(かいり)が強ければ強いほど、上昇・下降の傾向が強いと判断できます。
まとめ
AB証券での移動平均線の表示・設定方法や移動平均線の特徴、活用方法をお伝えしました。
移動平均線で大切なことは、単純移動平均線の短期・中期・長期の設定とその活用法です。
活用法は全部で5つ
- 移動平均線の向きでの判断
- 移動平均線よりローソク足が上か下かでの判断
- ゴールデンクロス・デッドクロス
- パーフェクトオーダー
- オーバーシュート
これらを判断材料として株取引を優位に進めていただけたら幸いです。
ただし、あくまでテクニカルチャート分析であり、空売りのないフィリピン株にとってファンダメンタル分析には敵わない部分があります。移動平均線を知っている、使っているからといって必ず安く買って、高く売れるというものでもありません。
あくまで1テクニックとしてご活用ください。
それではフィリピン株投資ライフを引き続きお楽しみください。
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